エアコンクリーニングの清掃料金相場やクリーニング業者の選び方

年々平均気温が上昇している昨今、特に高温になりやすい都市部に住む方にとってはエアコンは生活に欠かせないものとなっています。一年を通して快適な温度を保てるエアコンですが、夏や冬の使い始めに久々にスイッチを入れると「なんだが変な匂いがする」「エアコンの効きが悪い気がする」といったことがあるのではないでしょうか。その原因はエアコン内部に溜まったホコリやカビが原因。エアコンクリーニングを行って、そんな悩みを解消しましょう。

しかし、エアコンクリーニング初めて頼む人にとっては「料金はどのぐらいかかるのか」、「自分でやるのとプロに頼むのでは何が違うの?」などわからないことも多いと思います。今回はエアコンクリーニングをプロに頼むことによるメリットや相場、基本的なエアコンクリーニングの作業内容、正しい清掃業者の選び方をご紹介いたしますので、エアコンクリーニング業者の比較の参考にしてみてください。

【1】エアコンクリーニングを定期的にやらないとどうなる?

【2】エアコンクリーニングをプロに頼むメリット

【2-1】エアコンを点けたときの嫌な匂いを解消してくれる

【2-2】冷暖房の効率がよくなることで省エネに繋がる

【2-3】故障を防いだりエアコンの寿命が延びる

【3】プロのエアコンクリーニングって何をやるの?

【3-1】養生

【3−2】本体カバーの取り外し

【3-3】洗浄液の吹き付け

【3-4】洗浄時に出た廃液の回収

【3-5】本体を組み立てて養生の回収

【4】エアコンクリーニングの相場や安く頼む方法は?

【5】エアコンクリーニング業者の選び方

【6】まとめ

【1】エアコンクリーニングを定期的にやらないとどうなる?

エアコンクリーニングをしないことによる一番のデメリットは健康面です。わかりやすいものとしては、エアコンのフィルターに溜まったホコリを除去しないと、ホコリをそのまま室内に吹き出していることと同じであり、ハウスダストなどにアレルギーを持っている方などは反応してしまいます。フィルターに関しては基本的に取り外しが可能で掃除機で吸うなどのメンテナンスが推奨されているので定期的にホコリを除去しましょう。

目に見えにくいものとしては、エアコン内部は性質上結露が起こっており、カビが繁殖しやすい環境です。カビが繁殖してしまった状態で使用を続けているとカビを吸い込むことになり、気管支にダメージを及ぼしたり、病気の原因になることも。エアコンから変な匂いがする、エアコンを点けている時だけなぜか咳が出るといった場合はカビが繁殖している可能性が高いので注意してください。

また、健康面以外にもエアコンの効きが悪くなる、電気代が上がるといったデメリットも。ホコリやカビなどが詰まり、本来の風量が出せなかったりすると設定温度まで調節するのに時間がかかり、より多くの電力を必要とすることになります。ランニングコストとしても快適さとしてもデメリットが多くなってきますので、定期的なエアコンクリーニングを行いましょう。

【2】エアコンクリーニングをプロに頼むメリット

本体を開けて取り外すことのできるフィルターなどはご自身でも掃除することが可能ですが、熱交換器やファンの汚れを落とすには特殊な機材が必要なので内部の汚れを落とすのは難しいです。スプレータイプの洗浄剤を使えば一時的に匂いが軽減されるといった効果がありますが、「汚れを吹き飛ばす威力が足りない」「汚れた洗浄液を完全に流しきることができない」といった理由からあまり効果は長続きしません。そんな時はエアコンクリーニング業者に依頼しましょう。プロに頼んで徹底的に洗浄してもらうことでさまざまなメリットが生まれます。

【2-1】エアコンを点けたときの嫌な匂いを解消してくれる

エアコンを点けたときに嫌な匂いがするときは、内部でホコリやカビが溜まっている可能性が高いです。エアコンクリーニングを行うことで、その匂いの元となるホコリやカビを除去できるので匂いが解消されます。先述したように、ホコリやカビが溜まった状態で使い続けていると健康被害に及ぶこともありますので定期的なエアコンクリーニングをオススメいたします。

【2-2】冷暖房の効率がよくなることで省エネに繋がる

フィルターの根詰まりや熱交換器へのホコリやカビの蓄積によって風量や熱交換性能が落ちてしまいます。そのような状態になると、余計な電力を消費することになり電気代が上がってしまいます。定期的にクリーニングを行うことで、エアコンが持つ本来の力を発揮できるので省エネに繋がります。

【2-3】故障を防いだりエアコンの寿命が延びる

ホコリやカビが溜まった状態で使い続けているとエアコンに負荷が掛かってしまいます。それが原因で故障に繋がったり、パーツの生産が終わってしまって修理ができないとなると買い替えとなってしまいます。エアコンの新規購入から取付工事ともなると、そう安い金額ではありません。より長く今のエアコンを使い続けるために、定期的なエアコンクリーニングを心がけましょう。

【3】プロのエアコンクリーニングって何をやるの?

プロのエアコンクリーニングは業務用の特殊洗剤や専用機材を使って行われ、その際に出た汚れた洗浄液などの液体をしっかり回収してくれるといった点が自分でエアコンを掃除するところと違う点です。天井埋め込みエアコンと家庭用ルームエアコンでは作業手順が異なりますが、今回は家庭用ルームエアコンでの作業内容をご紹介していきます。

【3-1】養生

まず、ホコリや洗浄液で天井・壁・床が汚れないようにビニールで養生を行います。作業場所を確保するという点でも、念のためエアコンのまわりに置いてあるものを極力片付けておくことをオススメします。

【3−2】本体カバーの取り外し

次にエアコンの本体カバーの取り外しを行います。本体カバーの清掃はその場で行うこともありますが、場合によってはお風呂場を借りることもあります。

【3-3】洗浄液の吹き付け

フィルターや熱交換器に付着したホコリを除去した後、高圧洗浄機で洗浄液を吹き付け汚れを浮かせながら吹き飛ばします。その後洗い流しのためにもう一度水を吹き付けて洗浄液を洗い流します。この時に出た廃液は防水カバーを伝って足元のバケツへと溜まっていきます。また、業者によってはこの作業の後で防菌剤を吹き付けるオプションもありますので、ぜひ検討してみてください。

【3-4】洗浄時に出た廃液の回収

洗浄液やすすぎの際に出た廃液が流れ落ちるのを待って廃液を回収します。普段からメンテナンスはしているという方でも、ほとんどの場合廃液は真っ黒に。使っている洗浄液の種類によってはそのまま排水溝に流していいものがありますが、ダメなものは業者が持ち帰りとなります。

【3-5】本体を組み立てて養生の回収

本体カバーの清掃が終わったら水気をしっかりと拭き取り、取り付けを行います。その後養生を回収したら完了となります。エアコンクリーニングのほとんどの場合、室外機は別料金となりますが、室外機にゴミが詰まったりすると冷暖房が効かなくなったり、故障の原因ともなりますのでしばらく掃除をしていない方は合わせて頼んでみてはいかがでしょうか。

【4】エアコンクリーニングの相場や安く頼む方法は?

エアコンクリーニングの相場は、壁掛け用家庭用ルームエアコンで9,000円〜13,000円。作業が少し複雑になり、時間のかかる天井埋め込み型のエアコンの場合は17,000円〜25,000円ぐらいです。そこに必要であれば抗菌コートや室外機の清掃などのオプションを付けるようなイメージです。また、お掃除機能がついたエアコンは作業が複雑になるためプラス料金がかかることが多いです。細かい作業内容はクリーニング業者によって異なりますので、事前にしっかりと確認しましょう。

やはり、消費者としてはエアコンクリーニングをできるだけ安く済ませたいですよね。実はエアコンクリーニングを安くする方法がいくつかあるんです。1つは複数のエアコンのクリーニングを同時に依頼すること。エアコンクリーニング業者としては、例えば10,000円のエアコンクリーニングを2件やるよりも、同じ家で2台のエアコンを各9,000円でやった方が次の現場に向かう時間や交通費などを節約できて利益がでるからです。最近では各部屋に1つエアコンを設置しているご家庭も増えてきています。エアコンクリーニングを依頼する際は、まとめて依頼することで結果的に安く済むことを覚えておいてください。

もう1つ安く依頼できる方法をご紹介します。それは、エアコンクリーニングを頼む時期。やはりエアコンが本格的に稼働する夏や冬は、しばらく使ってなかったエアコンを動かすことでエアコンの調子の悪さに気付いたり、匂いが気になったりするのでエアコンクリーニング業者にとって繁忙期となります。逆にエアコンを稼働させていない春や秋の時期はエアコンクリーニング業者にとっての閑散期。この春や秋の間は値引きをしていることも多いのでクリーニング費用を抑えられます。必要としていないときはなかなか意識しづらいですが、エアコンを本格的に動かす前にぜひエアコンクリーニングを依頼してみてください。

【5】エアコンクリーニング業者の選び方

エアコンクリーニングを開業するのに資格などは必要ないのでエアコンクリーニング業界には多く事業者がいます。機材がそろっていても技術がまだまだといった人にあたってしまうと、エアコンを故障させてしまう、部屋を汚してしまうといったトラブルも…。そんなことにならないように、数あるエアコンクリーニング業者から優良業者を選ぶ3つのポイントを紹介します。

【5-1】エアコンクリーニングの料金が明朗会計

エアコンクリーニングのトラブルとしてよくあるのが料金トラブルです。見積もりの段階でちょっと作業してみないとわからないなどと伝え、作業後に高い料金を請求するといった事例も。エアコンクリーニングを依頼する時はホームページなどにしっかりと料金が記載されている業者を選びましょう。ただし、特殊な機種や場所の場合追加料金が発生する場合もあります、それでも作業前に総額の金額がいくらになるかという説明受け、納得できたら依頼をするように心がけましょう。

【5-2】問い合わせ後の対応が丁寧な業者を選ぶ

電話やメールで問い合わせしたときに、口調が丁寧だったり返信が早かったりと丁寧な対応を心がけている業者を選びましょう。丁寧な対応はお客さん慣れをしているということであり、そのぶん実績が多い証です。対応がなんか雑だな、嫌だなと思った際はしっかりと断ってしまって大丈夫です。

【5-3】ホームページを必ずチェックする

ホームページはハウスクリーニング業者にとって実績や名前を知ってもらう顔のようなものです。ホームページの更新がちゃんとされているか、実績が写真付きで載っているか、料金がしっかりと記載されているかなどをチェックしてみましょう。

また、エアコンクリーニング業者は会社の所在地からそこまで離れない場所を対応エリアとしているところが多いため、適当な作業をしたりトラブルを起こしてしまうと口コミなどですぐに評判が下がって仕事が来なくなってしまいます。そんななか、ホームページに代表者や作業者の顔写真を掲載している業者は、技術や対応に自信を持っている証ですので大きなプラスポイントです。

【6】まとめ

エアコンクリーニングは定期的にプロに頼むことで、使用する方の健康や経済面にメリットがあるだけでなくエアコンそのものの寿命も伸ばしてくれます。エアコンクリーニングは1年中いつでも依頼することができますが、できるだけ割引がされやすい春や秋を狙うとお得になりますので、エアコンクリーニング業者の選び方を参考にぜひ依頼してみてください。

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